大和橘について

大和橘」は、第11代垂仁天皇(すいにんてんのう)の勅命を受けた『菓子の祖 田道間守(たじまもり)』が艱難辛苦の末、常世の国から持ち帰ったとされています。

「古事記」「日本書紀」「万葉集」にも登場するほどの古くから存在するものです。特徴は「非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)=永遠に香っている果実」と詠われ、芳香を放つ純白の花や葉、果実は現代ではとても稀少な植物です。

 

私たちは、橘を植樹、育成する一方で、この素晴らしい香りを多くの方々に知っていただきたいと思いまして、和菓子やお茶、マーマレード、素麺、ジュース、そして、香付き御朱印帳などをつくって参りました。

「古くから日本に根付く大切なもの」「絶滅危惧種に指定されている」という絶対に守らなければならない理由もあります。しかし、本当は「大和橘」の魅力を多くの人々と共有し「守って行きたい!」と思ってくださる方々をもっと増やすことができないかと考えております。

大和橘は、日本固有の柑橘類であり天然記念物でもあるが、今では伊豆半島と伊勢志摩でわずかに栽培されているにすぎない。また、自生地も非常に限られ、絶滅危惧種(IA類)に指定されている。歴史的には、非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)、すなわち永遠に香っている果実として古事記、日本書紀などに記述され、垂仁天皇の時代、天皇の命を受けた田道間守が、常世の国から不老長寿の妙薬として橘の実を奈良に持ち帰ったと言い伝えられている。平城京から奈良明日香の橘寺に続く古道は「橘街道」と呼ばれ、田道間守はお菓子の神様として祀られている。

また平安京の紫宸殿には「左近の桜、右近の橘」として橘が植えられ、現代にいたるまで代々植え継がれてきており、いまは年中行事のひな祭りの雛壇にも欠かせないものとして橘が飾り付けられ、庶民の家庭にも膾炙してきている。万葉集には橘を詠んだ歌が72首あり、古今和歌集の「五月待つ花橘の香をかげば昔の人の袖の香ぞする」が有名であるが、いずれもその高い香りと常緑の葉の力に魅せられている。昭和時代(1937年)には文化勲章に昭和天皇が推奨された橘の花がデザインされ、いまも多くの文様やデザイン、紋章に橘は取り入れられている。

このように、わが国の歴史と文化に大きな意味を持つ橘が、今見直されている。大和橘に多く含まれるノビレチンは脳細胞を活性化させ、認知症の予防や治療に効果あると報告されている。抗炎症作用、抗がん作用、抗認知症作用があること、タンゲレチンに抗酸化作用があることが報告され、その薬効を、薬、食品、菓子、料理、化粧品などに広く利用しようという動きが始まっている。橘の植物としての重要性はもとより、歴史的にも、文化的にも、そして現代生活においても、大きな意義と価値ある大和橘を再興し、地域資源として生産することが喫緊の課題となっている。

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℡ 090-4676-6463
​    城 健治 
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